麗音が涼音の頭に手を置く。
涼音は怒っていた気持ちがどっかに飛んでいく。
……麗音だったらあの、「痛いの痛いの飛んでけー」が出来るんじゃないだろうか。
(飛んでいってしまいそうだっ)
麗音マジックとか、自分すぐにかかりそうだった。
「……わかった。ご飯誘ったのは私だし。作ってくる。
でもじいさま! 麗音が傷つくったらじいさまの残り少ない髪の毛引っこ抜くからな!」
「!!!」
「涼音……」
本気でショックを受ける景周に、麗音は困ってしまう。
自分のことで怒ってくれるのは嬉しいけど、おじいさんをこんな的確に攻撃しなくてもいいよ、と。



