「それでもだ。涼音の傍にいる可能性があるなら、少しは鍛えないと腹の虫が収まらん」 「勝手に虫爆発させてろクソジジイ!」 「涼音―、口が悪いぞー」 「今のは小僧に一理あるぞ。何、一発殴るだけだ。涼音は夕飯の準備に行ってろ」 「だったら私を殴ればいい! 一発だって殴らせねえよ!」 「涼音カッコよすぎるって! 惚れるぞ! ……むしろ武道教えてくれるなら俺からお願いしたいくらいだよ。だから涼音」