月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】



「お、俺のこと知ってます? 初めましてー」
 


苺花の手を握ってにこにこ挨拶する、漣。



麗音の唯一の友達だと麗音は言う。



「あ、あたし、春野苺花ですっ。青葉中の女バスです!」



「まいかちゃん? 俺もバスケ部。よろしくねー」
 



ふかふか笑顔の漣に、苺花は顔を赤らめている。



漣と麗音は――苺花は麗音とは一昨日、怒鳴り合いをしてしまったが――バスケ部員にとっては憧れのような存在だ。




「麗音、遊びたかったの?」