・・無理に思い出すと、
紀優の負担がありすぎる。
それを今やろうとしている。
だが今の大輝の脳には1mmもそれはないだろう。
あの単細胞が。
俺は、大輝と紀優を助けに階段を上がり終わったときには、
既に遅かった。
倒れている紀優をオロオロしながら支えている大輝に一言言った。
「お前、馬鹿か?」
すると、キョトンとした顔をする大輝。
俺は、それを無視して、
「コノ単細胞が。お前の脳には拒絶したよ。あ、元からか。今から言う言葉をお前の脳にしっかり叩き込んどけ。いいな?
前、言ったよな?紀優を無理に思い出させると負担が大きくなるって。お前、今それをやったんだぞ?これで、紀優の記憶が戻ったらどうだ?あ”?今の紀優には楽しい事を思いだすとともに辛いことも思い出す。ということは、アノことを思い出す可能性が高まるということだ。それを踏まえて行動したのか?俺には、そう思えないが。今の紀優がアレを思い出すと多分姿をまたくらますぞ?いいのか?あ”?もっと先を考えて行動しろや」
と言った。
今、とても早口だったと思う。
一言で言ったから。
あ、一応読者さんに謝っとくね。
ゴメンね。
ズラズラと。
全て、俺に言わせた作者さん。
そして、これくらい言わないと反省しない大輝のせい。


