IN空き部屋



運がいいのか、誰も居なかった。



神「・・!?此処は・・」



瑛「・・・」



紀「・・・適当に座って」



そして、私は、瑛十と神楽と向かい合うように座った。




紀「・・ねぇ。此処には、誰も来ないから。話して。・・浪駕の事件の事。キミたち。知ってるんでしょ?」



神「・・・紀優さん」



知ってんじゃん。名前。



紀「私の名前、あんたらの上の人が言ってきたんでしょ?見張れって。」



瑛・神「!?」


驚きを隠せない2人。



紀「クス。分かりやすいねキミ達。ねぇ・・知りたいの。全部。私の脳から消えているものを。」



瑛「・・・紀優さん」



紀「・・今から倉庫行ける?」



神「え!?・・倉庫ですか!?」



紀「・・うん。」



そこに行けば・・何か・・分かる気がする。



神「・・ですが・・」



瑛「・・分かりました」



神「え”!?瑛十!?」



紀「アリガト」



フードの中で少し微笑んだ。



そして、私達は空き部屋を後にした。