<完>孤独な姫さんは世界一の総長 上







紀「・・・・・。知ってる」





龍陽幹部・カナ「「「!?」」」





紀「・・・確か、“浪駕”」




龍陽幹部・カナ「「「!?」」」





2度目。




陸「・・・だったら、出てこないのは当たり前だ・・」




紀「・・何で?」





陸「・・世界一強いんだよ?浪駕は。そして、今行方不明の総長浪龍は、歴代最強と言われている。その他の幹部や、下っ端1人1人が強いらしいよ」



・・浪龍。




雁「滅多に顔を出さないって言ってたな!活動も夜で、浪駕はあまり日中に顔を出ないから、浪駕を見るのは俺初めてだ!!やっぱ世界一となれば、迫力が違うな!!」





活動・・が夜。




涼・陽「凄いよねー!?あの世界一の浪駕が僕たちの学校に来るなんて!!初めて見た!!」





陸「そういえば、竜輝が浪龍に助けられたんだよね?」






竜「あぁ」






紀「ねぇ。なんで浪駕総長は消えたの?」





陸「んー。噂では事件が起きたから、責任を負って姿を消した・・かな?」





紀「その・・事件って?」





陸「・・紀優ちゃん、そんなに興味あるの?」






紀「・・興味あるっていうか・・気になるだけ」





陸「そか・・。まぁ・・噂だから詳しくは俺でも知らないよ」





紀「・・・そ」





・・やっぱり下っ端に聞くしかないか。