<完>孤独な姫さんは世界一の総長 上







俯いて、気を抜いてると、




いつの間にか、目の前に徹がいて顎に手を当てられ、グイッと上を向かせられた。






徹「・・クス。その顔いいね。そそるね~」




紀「っ・・・。」





お腹に、ぐっと銃口を当てられた。





徹「・・もうあきらめるの?世界一がこんなんでよくついてこられたね?」




紀「っ・・」





徹「案外、簡単だね~。もう少し頭が切れるかと思ってたけど、想像以下だよ。紀優。お前も、馬鹿姉貴と結局一緒なんだな。」





・・こんな時に・・和が・・咲哉が・・・。




なんて、・・私、人に頼ってばっかじゃん。




徹の顔が姉貴を殺した時と重なって体が震える。






徹「今頃俺の怖さが分かってきた?」





紀「っ・・・・」






私の腹にさらにぐっと銃口を押し付ける徹。






紀「・・貴方は・・悲しい」