それが、屋上を出ようとした時の最後の言葉だった。 友希、竜輝は無言。 陽介と涼介・カナは曖昧だけど、敵視に近い。 雁はもう、敵視しかない。 陸玖は、・・失望。という言葉が合うかな。 私は、行く当てもないので、理事長室へ向かった。 ・・悲しくない。 悲しいと思ったら、・・さっきやったことに後悔しか残らないから。 ・・誤解を解きたいと思ってしまう。 自分が自分でなくなる感じがして・・嫌だ。 不思議な感覚のまま、理事長室に着いた。