<完>孤独な姫さんは世界一の総長 上






それが、屋上を出ようとした時の最後の言葉だった。





友希、竜輝は無言。





陽介と涼介・カナは曖昧だけど、敵視に近い。






雁はもう、敵視しかない。






陸玖は、・・失望。という言葉が合うかな。









私は、行く当てもないので、理事長室へ向かった。





・・悲しくない。





悲しいと思ったら、・・さっきやったことに後悔しか残らないから。






・・誤解を解きたいと思ってしまう。





自分が自分でなくなる感じがして・・嫌だ。






不思議な感覚のまま、理事長室に着いた。