<完>孤独な姫さんは世界一の総長 上






私は、電話に出た。





紀「・・もしもし?」





辰『もしもし』




紀「・・何か用?」






辰『周りに誰かいる?』





紀「え・・?・・いるけど





辰『・・・・』




紀「・・ハイハイ」







私は、溜息をついて、





紀「ちょっと、抜ける」





カ「・・そっか。分かった。戻ってくるよね?」




紀「うん」




雁「いってら~」




私は屋上を後にした。





・・竜輝が怪しげに見ていると気付かずに。