私は、電話に出た。 紀「・・もしもし?」 辰『もしもし』 紀「・・何か用?」 辰『周りに誰かいる?』 紀「え・・?・・いるけど 辰『・・・・』 紀「・・ハイハイ」 私は、溜息をついて、 紀「ちょっと、抜ける」 カ「・・そっか。分かった。戻ってくるよね?」 紀「うん」 雁「いってら~」 私は屋上を後にした。 ・・竜輝が怪しげに見ていると気付かずに。