私は、下っ端からの挨拶を無視し、倉庫を出るともう準備満タンの大輝。
大「ほら。ヘルメット。」
そうして渡されたメットを被ってヒョイっとバイクに乗った。
すると、驚いた表情をする大輝。
あ、此処でも演技しないといけないんだっけ?
大「・・バイク、慣れてるのか?・・まだ俺らの事思い出して無いんだろ?」
思い出したけどね。
紀「・・姉が暴走族でよく後ろに乗ってたから」
大「え!?紗奈恵さん見つかったのか!?」
紀「・・それ、とっくの昔の事。」
大「・・そうか。元気にしてるのか?」
紀「貴方に話す理由は無い」
ごめんね。大輝。
大「・・いくか」
そう言ってバイクを発進させる大輝。
そう。姉貴は、世間的には昔から今でも行方不明って言うことになっている。
ホントは、私の腕の中で死んだけど。
死んだことは、誰も知らない。
知っている人は私が始末した。
殺して無いよ?アイツラが姿をくらましただけ。
今や、死んでるかも知らないよ。


