私隣の家に向かい、窓から顔を覗かせた。


すると、一人の女の子が。


机に向かって、ただ泣いて座っていた。




何かあったのか?

もしや、例の少年に関係するのか?



私がアレコレ考えてるうちに、あることに気付いてしまう。




「もしかして……あの子」



まるでテレパシーで会話していたように。



彼女の気持ちが痛いほどに私に伝わってきた。


そして、更に深刻なことにも……。