secret Life

「そっか……。でも何か悩んでることがあったら、遠慮なく私に相談してね。困ってる時こそ分かち合う、それが友達でしょ?」  



「はい」





男の俺の時は、愛羅は口うるさくてわがままだ。



でも今は、何か違う。



愛羅って……こんなに優しかったっけ?



俺はこの日初めて、愛羅の本当の姿を見た気がする。



しばらく愛羅と俺は、屋上からの景色を眺めていた。



まるで、この世界に俺たちだけしか居ないみたいに。



時間が止まってしまったかのように。


とても穏やかな時間だった。