復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

すると、ほっほっほっ、と光子が口に手をあて、上品に笑う。

「ふたりとも、そんな小さなことを気にしなくていいのよ。私は産まれ変わったの。だから、もう昔のことは、もう忘れてしまったわ。
じゃあ池上くん、水谷さんに放課後、教室に残るように伝えておいてね」

光子は、余裕たっぷりに言うと去っていった。

勇吾とふたりきりになった杏奈は、ずっと気になっていたことを、思いきって、聞いてみることにした。

「ねえ、勇吾って付き合ってるの? ……水谷さんと」

そう口にするだけで、全身の毛穴から、生温い汗がふきだしてくる。

「は? おれが一花と? 一花とは、ただの友達だよ」

勇吾は、あっけらかんと答えた。

そうだったんだ……。

安心感で、体の力が抜けてしまいそうになる。

あの時、来客用の玄関で言おうとしていた言葉の続き、それは、おれたちは友達だろ、だったのだ。

「一花には、願いを叶えて、明るくなって欲しいんだ」

そうつぶやく、勇吾は、遠くを見つめていた。