「ギャアア〜」
断末魔のような悲鳴が、体育館の裏から、きこえ、杏奈は足を止めた。
今のは光子の声に違いない。
グラウンドに行きかけていた勇吾が引き返してきて、一緒に体育館裏へ向かう。
すでに、悲鳴を聞きつけたらしい一花、詩織、蓮希が古ぼけたトイレの前に立っていた。
「なにこれ、こんなとこにトイレなんてあったんだ〜」
詩織が、興味津々といった様子で、中をのぞきこんでいる。入口には、ロープが付けらていた。
「よせって」と蓮希が、いつになく真面目な顔をしている。
「ここは、ヤバイんだって。何度も取り壊そうとしたけど、そのたびにケガ人が出るから、このままにしてあるらしい。兄貴が言ってたんだよ」
怯えた顔をしている蓮希を一花が、鼻で笑う。
「蓮希、なにビビってんのよ。トイレなら、あの汚デブを水責めにでもしてやろうか」
一花がロープをまたいで、中へ入ろうとする。
「一花、もうよせ!」
勇吾が、突然声を荒げたので、一花の動きが止まる。
「前にも言ったけど……こんなこともうやめろよ」
勇吾は、真剣なまなざしを一花に向ける。
断末魔のような悲鳴が、体育館の裏から、きこえ、杏奈は足を止めた。
今のは光子の声に違いない。
グラウンドに行きかけていた勇吾が引き返してきて、一緒に体育館裏へ向かう。
すでに、悲鳴を聞きつけたらしい一花、詩織、蓮希が古ぼけたトイレの前に立っていた。
「なにこれ、こんなとこにトイレなんてあったんだ〜」
詩織が、興味津々といった様子で、中をのぞきこんでいる。入口には、ロープが付けらていた。
「よせって」と蓮希が、いつになく真面目な顔をしている。
「ここは、ヤバイんだって。何度も取り壊そうとしたけど、そのたびにケガ人が出るから、このままにしてあるらしい。兄貴が言ってたんだよ」
怯えた顔をしている蓮希を一花が、鼻で笑う。
「蓮希、なにビビってんのよ。トイレなら、あの汚デブを水責めにでもしてやろうか」
一花がロープをまたいで、中へ入ろうとする。
「一花、もうよせ!」
勇吾が、突然声を荒げたので、一花の動きが止まる。
「前にも言ったけど……こんなこともうやめろよ」
勇吾は、真剣なまなざしを一花に向ける。

