復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

「ギャアア〜」

断末魔のような悲鳴が、体育館の裏から、きこえ、杏奈は足を止めた。

今のは光子の声に違いない。
グラウンドに行きかけていた勇吾が引き返してきて、一緒に体育館裏へ向かう。

すでに、悲鳴を聞きつけたらしい一花、詩織、蓮希が古ぼけたトイレの前に立っていた。

「なにこれ、こんなとこにトイレなんてあったんだ〜」

詩織が、興味津々といった様子で、中をのぞきこんでいる。入口には、ロープが付けらていた。

「よせって」と蓮希が、いつになく真面目な顔をしている。

「ここは、ヤバイんだって。何度も取り壊そうとしたけど、そのたびにケガ人が出るから、このままにしてあるらしい。兄貴が言ってたんだよ」

怯えた顔をしている蓮希を一花が、鼻で笑う。

「蓮希、なにビビってんのよ。トイレなら、あの汚デブを水責めにでもしてやろうか」

一花がロープをまたいで、中へ入ろうとする。

「一花、もうよせ!」

勇吾が、突然声を荒げたので、一花の動きが止まる。

「前にも言ったけど……こんなこともうやめろよ」

勇吾は、真剣なまなざしを一花に向ける。