復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

「はあはあ……」

光子は、はちきれそうな心臓にムチを打って、必死に走る。

「待て、この‼︎」

背後から、詩織の怒鳴り声が、響く。
捕まったら、今度は石を食わされる。光子は、石をたらふく食わされた狼の童話を思い出しながら、走っていた。

しかし、これ以上走ると、呼吸困難でぶっ倒れてしまいそうだったので、どこか隠れる場所は、ないかと目で探す。

ふと、体育館裏に古ぼけたトイレがあるのを発見した。

肩で息をしながら、近づくと、入口には立ち入り禁止という手書きのプレートと、ロープがはりめぐらされていた。
春山が言っていた立ち入り禁止の場所だったが、迷っている暇はない。

光子は、ロープをまたぎ、トイレの中へ入った。

中は薄暗く、ひどくほこりっぽくて、おまけにカビ臭い。

しかし、あいつらから隠れなくてはーー光子は、奥にある個室トイレへ飛び込んだ。どっと汗がふきだしてくる。

呼吸を落ち着かせようと、深呼吸をすると、ジャリジャリとした土の感触がした。

古臭い和式便器を見ていると、涙があふれてきた。