残ったのは、杏奈と伸二郎だけだ。
「ねえ、あのままだと山根さんがかわいそうだよ」
杏奈は、そう伸二郎に訴えた。しかし伸二郎は、「でも……」と、ゴニョゴニョつぶやくだけだ。
すると、ゴミ袋を手にした勇吾が戻ってきた。
今は見えない氷の壁がどうのこうの気にしている場合ではない。
杏奈は、勇吾の元へ駆け寄る。
「勇吾、水谷さんたちが、山根さんに草を食べさせたりして、追いかけ回していじめてるの! 止めてよ」
勇吾の顔色が、すぐさま変わる。
「一花が? あいつ、そんなことをしても意味がないと言ったのに……」
勇吾はゴミ袋を持ったまま、駆け出した。
杏奈も、じっとしていられず、光子をさがすことにした。
体育館前には、伸二郎だけがポツンと残されていた。
「ねえ、あのままだと山根さんがかわいそうだよ」
杏奈は、そう伸二郎に訴えた。しかし伸二郎は、「でも……」と、ゴニョゴニョつぶやくだけだ。
すると、ゴミ袋を手にした勇吾が戻ってきた。
今は見えない氷の壁がどうのこうの気にしている場合ではない。
杏奈は、勇吾の元へ駆け寄る。
「勇吾、水谷さんたちが、山根さんに草を食べさせたりして、追いかけ回していじめてるの! 止めてよ」
勇吾の顔色が、すぐさま変わる。
「一花が? あいつ、そんなことをしても意味がないと言ったのに……」
勇吾はゴミ袋を持ったまま、駆け出した。
杏奈も、じっとしていられず、光子をさがすことにした。
体育館前には、伸二郎だけがポツンと残されていた。

