ホームルームが終わり、春山に名前を呼ばれた7人が言われた通り、教室に残った。
教壇の前に並ばせられ、うでを組んだ春山がにらむように見てくる。杏奈はそれだけで、緊張していた。
「お前ら、どうしてここにいるかわかっているだろうな?」
春山が、ひとりひとりの顔を見ていく。
「はあ、まったくわかりません」
蓮希がおどけた口調で言うと、春山が鬼のような形相になった。
「お前ら全員、校則違反者だ。武藤蓮希、先日タバコを持ってきていただろう! 池上勇吾、お前は髪が茶色い! 大国伸二郎、何度注意を受けても授業中に他の勉強をしていたな!
山根光子、2学期になって遅刻が多すぎる! 中沢詩織、校則違反の化粧をしてきているだろう! 石森杏奈、今日授業中に携帯電話を扱っていたな! そして水谷一花、右耳にピアスをしている! 今すぐ、外して渡せ」
春山が、手のひらを、ずいっと一花の前に突き出す。
一花は、無言で視線をそらした。しかし、春山が許すわけがない。
「停学処分になりたくないなら、今すぐにそれを渡せ」
腹にのしかかるような低い声。一花は観念したようで、右耳から銀色のピアスを外して、差し出す。
「……絶対返してくださいよ」
一花が力を込めて言うと、春山はうなずいていた。
教壇の前に並ばせられ、うでを組んだ春山がにらむように見てくる。杏奈はそれだけで、緊張していた。
「お前ら、どうしてここにいるかわかっているだろうな?」
春山が、ひとりひとりの顔を見ていく。
「はあ、まったくわかりません」
蓮希がおどけた口調で言うと、春山が鬼のような形相になった。
「お前ら全員、校則違反者だ。武藤蓮希、先日タバコを持ってきていただろう! 池上勇吾、お前は髪が茶色い! 大国伸二郎、何度注意を受けても授業中に他の勉強をしていたな!
山根光子、2学期になって遅刻が多すぎる! 中沢詩織、校則違反の化粧をしてきているだろう! 石森杏奈、今日授業中に携帯電話を扱っていたな! そして水谷一花、右耳にピアスをしている! 今すぐ、外して渡せ」
春山が、手のひらを、ずいっと一花の前に突き出す。
一花は、無言で視線をそらした。しかし、春山が許すわけがない。
「停学処分になりたくないなら、今すぐにそれを渡せ」
腹にのしかかるような低い声。一花は観念したようで、右耳から銀色のピアスを外して、差し出す。
「……絶対返してくださいよ」
一花が力を込めて言うと、春山はうなずいていた。

