復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

「よいしょっと」

勇吾は学校帰りにスーパーで買った食材をリビングに運んだ。

手際良く冷蔵庫に入れていき、一息つく。

そろそろ母が、病院から帰ってくるころだ。弁護士に借金のことを相談してから、だいぶ元気になってくれたので、良かった。

勇吾は、コーヒーでも飲もうと、杏奈がくれたマグカップを戸棚から取りだした。

テーブルにマグカップを置き、インスタントコーヒーの粉を入れようとしたときだった。

ビキキッという音がしたので、ふりかえると、なんとマグカップが真っ二つに割れてしまっていた。
まるで雷が落ちたような歪な亀裂が入っているではないか。

ずっと大切にしていた物だったので、勇吾はショックだった。

立ちつくしていると、玄関のドアが開き、文字通り母がリビングへ飛び込んできた。

「勇吾、勇吾! 落ち着いてきいてちょうだい!」

母は、なにやら興奮しており、目を異様に輝かせている。

「なんだよ、今それどころじゃ――」

すると、母が勇吾の顔の前に宝くじを1枚見せてきた。

「病院の帰りにね、宝くじ屋さんで、夏休みにかっていた宝くじを調べてもらったの! そしたら、なんと1等1億円が当たっていたのよ~!!」

「はあ!? それマジでっ?」

思わず、勇吾も興奮して、宝くじをまじまじと見た。