復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

【ビックリしたでしょう。成仏したはずなのに、と。
あの時、成仏したのは、ワタシのお姉ちゃんなの。お姉ちゃんは、とっても意地悪で、ママのお腹にいたとき、ワタシの体をとって自分のものにしちゃったんだ。ねっ、ひどいでしょう?
ワタシの呪いの力を、お姉ちゃんは自分の物だと勘違いしてたんだから】

携帯電話を持つ手が、わななき、杏奈は絶句する。

双子……赤ん坊は双子だったのだ。

体を取って自分の物にした――。

そこで杏奈は思い出す。
夏休みの最終日にみた人体の摩訶不思議スペシャルで、妊娠中に起きた信じられない出来事として、バニシングツインというものがあった。

バニシングツインというのは、最初は双子だったのだが、なんらかの原因で片方の体に吸収されたりしてしまうことがあるというものだ。

そこで、杏奈は、マリア様を呼び出したときに感じていた小さな棘のような違和感の正体にようやく気付いた。

わたくしはマリア――。

ワタクシはマリア――。

平仮名と片仮名の2種類あったことに、無意識に違和感を覚えていたのだ。

メールの内容からすると、平仮名のわたくしが姉で、カタカナのワタクシが妹で、目の前に現れた赤ん坊のようだった。
双子が、交互にマリア様として現れていたに違いない。

さらにメールは続いていた。