ほこりとカビ臭くて、たまらず杏奈はせきこんだ。
光子が隠れていたという1番奥にある個室トイレの床に、そっとマリア様の紙と黄色い花を置く。
そっと手を合わせた。
一花と赤ちゃんが天国で幸せに暮らしていますように……と。
もう用はすんだので、ここから出ようとした杏奈は異変に気付いた。
吐く息が白く、なんだか寒い。
ブルリと震えていると、目の前で強烈な光が起きた。
この光は――杏奈は目を疑った。
あの時、屋上で見た光とまったく同じだ。
信じられない思いで、見ていると、床に置いたマリア様の紙の上に、白い肌をした小さな赤ん坊が座っていた。
杏奈の歯がガチガチと鳴り出す。
そ、そんな……だって、あのとき、母親になった一花と一緒に成仏したはずじゃ……?
赤ん坊の横には、いつの間にか、携帯電話があった。
見覚えのある携帯電話のカバーで、それが光子の物だとわかった。
すると、杏奈のポケットの携帯電話がメールを受信した。
まるで杏奈の手が勝手に動いているように、携帯電話を開き、光子のアドレスから届いたメールを見た。
光子が隠れていたという1番奥にある個室トイレの床に、そっとマリア様の紙と黄色い花を置く。
そっと手を合わせた。
一花と赤ちゃんが天国で幸せに暮らしていますように……と。
もう用はすんだので、ここから出ようとした杏奈は異変に気付いた。
吐く息が白く、なんだか寒い。
ブルリと震えていると、目の前で強烈な光が起きた。
この光は――杏奈は目を疑った。
あの時、屋上で見た光とまったく同じだ。
信じられない思いで、見ていると、床に置いたマリア様の紙の上に、白い肌をした小さな赤ん坊が座っていた。
杏奈の歯がガチガチと鳴り出す。
そ、そんな……だって、あのとき、母親になった一花と一緒に成仏したはずじゃ……?
赤ん坊の横には、いつの間にか、携帯電話があった。
見覚えのある携帯電話のカバーで、それが光子の物だとわかった。
すると、杏奈のポケットの携帯電話がメールを受信した。
まるで杏奈の手が勝手に動いているように、携帯電話を開き、光子のアドレスから届いたメールを見た。

