「――ダメに決まっているだろう」
頭上からの冷ややかな声に、ぎょっとして顔をあげる。いつの間にか真横に立っていた野村が、怒った顔で杏奈を見下ろしていた。
さらにクラス中の視線が、杏奈に注がれており、体が汗ばんできた。
「授業中に携帯電話を触ったら、ダメに決まっている! これは預かっておく」
野村は有無を言わさずに、杏奈から携帯電話を没収した。
ああ、と杏奈は心の中で悲鳴をあげある。
携帯電話がないと小説が書けないのに!
しかし100%杏奈が悪いので、とても返してとは言えない状況だった。
視界の端で、詩織がにやにやしながら、「あらら~、たったひとりのお友達が~」とはしゃいでいるのが見え、余計に腹立たしかった。
頭上からの冷ややかな声に、ぎょっとして顔をあげる。いつの間にか真横に立っていた野村が、怒った顔で杏奈を見下ろしていた。
さらにクラス中の視線が、杏奈に注がれており、体が汗ばんできた。
「授業中に携帯電話を触ったら、ダメに決まっている! これは預かっておく」
野村は有無を言わさずに、杏奈から携帯電話を没収した。
ああ、と杏奈は心の中で悲鳴をあげある。
携帯電話がないと小説が書けないのに!
しかし100%杏奈が悪いので、とても返してとは言えない状況だった。
視界の端で、詩織がにやにやしながら、「あらら~、たったひとりのお友達が~」とはしゃいでいるのが見え、余計に腹立たしかった。

