復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

ガツガツ、という音をたてて、光子たちが食らいつく。
特に蓮希の下半身を集中的に食っており、バキリベキリ、と骨を噛み砕く音が廊下に響き渡る。

杏奈と勇吾は、震えながらその光景を見ていることしかできない。

蓮希の見開いた目が、じょじょに赤く染まっていく。
それを見た勇吾が、杏奈の手をひっぱり、走り出した。

「今の内に逃げるぞ!」

蓮希を貪り食うことに夢中になっている光子たちの背後を、全力で駆け抜ける。

「勇吾、逃げるってどこへ?」

「わからないけど――ここにいるよりは、絶対マシだ!」

目の前で仲の良かった友人を食い殺された勇吾は、涙を手の甲で拭っていた。
しかし、今は感傷に浸っている場合ではないとばかりに、全速力で走る。

杏奈たちが走っていると、背後からダッダッダッダッ……ベタッベタッ……という複数の足音がきこえてきた。

――殺される! 食い殺されてしまう!

獣のような原始的な恐怖で、杏奈の頭は破裂しそうになる。

「あっ――」

恐怖で震えていた足がからまり、杏奈はまたしても転んでしまった。