復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

「だから、こんな私のことは置いて逃げて……お願いだから……」

泣きじゃくる杏奈の手を、勇吾が力強く握りしめてきた。

「もう泣くな。杏奈はなにも悪くない。全部おれのことを思ってしてくれたことだったんだから。杏奈、おれもあの時もらった、サッカーのマグカップ、今でも大事に使ってるんだ。宝物だよ。

おれたち、産まれたときから、なにをするにもずっと一緒だったな。
長い間離れていたけど、この前久しぶりに杏奈と話して、やっとわかったんだ。
杏奈の笑顔を見ていたら、ホッとできる。誰よりも大事なんだと。杏奈が好きだ、と気付いたんだ。

杏奈は不良になったおれのことを嫌っていて、もう2度と話せないと思っていたから、杏奈とまた話せるようになったとき、本当にうれしかったんだ……」

勇吾にひっぱりあげられ、杏奈は立ちあがる。
泣きながら震えている体を、勇吾がそっと抱きしめてくれた。

「おれ、父さんと約束していたことがあったんだ。
なにがあっても杏奈を絶対に守ること――そう父さんはいつも言っていた。だから、杏奈を守るって約束だけは、死んでも貫き通したい」

「勇吾……勇吾……」

杏奈は、涙を流しながら、勇吾の背中にうでをまわした。