2段飛ばしで、階段を一気に3階まで駆けあがった杏奈は、トイレに隠れようかと思ったが、もしあいつらが来て、追い込まれたら、一巻の終わりだと気付き、やめることにした。
どこに隠れよう――考えれば考えるほど、呼吸は荒くなり、頭に酸素がいかず、真っ白になってしまう。
ポケットに手を入れた杏奈は、十字架のネックレスを握りしめた。
「助けて……助けて……」
十字架のネックレスを持ち、両手を合わせて祈るが、小さな声は薄暗い校舎に飲みこまれてしまうだけだ。
気付くと、杏奈は3階の1番隅にある図書室の前まで逃げていた。
これから、どこに逃げればいいんだろう……。
そう考えていると、ヒタヒタ……という足音がした。
――誰か来る。光子? それとも……。
誰が来ようが、食い殺されるに決まっている。もうおしまいだ、と杏奈は頭を抱えて、ぶるぶると震えた。
こんな恐ろしいことに勇吾を巻きこんでしまって……私はバカだ……大バカだ……。
生ぬるい汗が体中にべっとりと、へばりつく。
図書室のドアの前に座りこんだ杏奈は、身を小さくしていた。
どこに隠れよう――考えれば考えるほど、呼吸は荒くなり、頭に酸素がいかず、真っ白になってしまう。
ポケットに手を入れた杏奈は、十字架のネックレスを握りしめた。
「助けて……助けて……」
十字架のネックレスを持ち、両手を合わせて祈るが、小さな声は薄暗い校舎に飲みこまれてしまうだけだ。
気付くと、杏奈は3階の1番隅にある図書室の前まで逃げていた。
これから、どこに逃げればいいんだろう……。
そう考えていると、ヒタヒタ……という足音がした。
――誰か来る。光子? それとも……。
誰が来ようが、食い殺されるに決まっている。もうおしまいだ、と杏奈は頭を抱えて、ぶるぶると震えた。
こんな恐ろしいことに勇吾を巻きこんでしまって……私はバカだ……大バカだ……。
生ぬるい汗が体中にべっとりと、へばりつく。
図書室のドアの前に座りこんだ杏奈は、身を小さくしていた。

