復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

非常灯の光で照らされたそれは、カマだった。

雑草を刈るほどの小さな物だが、伸二郎がめちゃくちゃに振り回すので、あっという間に凶器となった。

「うひゃっ、なにすんだよ!」

間一髪鼻の先でよけた連希が、怒鳴りながらこちらへ逃げてくる。

よく見ると伸二郎は、両手にカマを持っており、さらにベルトには、スコップや大きなハサミなどをさしていた。

どうやら体育館裏にある園芸部の道具置き場から、持ってきたらしい。

あの時、伸二郎は逃げ出したのではなく、武器を調達しに行っていたのだ。

あのメールの通り、最後のひとりになるために……。

伸二郎の冷酷で、残忍な判断に気付いた杏奈は背筋が凍りついた。

「ぼくは……」と伸二郎が、カマをこちらへ向けてきて、ぽつりとつぶやきだす。

「ぼくは、お前らみたいな低レベルの人間とは違うんだよ」

伸二郎が、カマを持った手で、くいっ、と器用にメガネをあげる。

「だから、最後に残るのは、ぼくひとりだけだ! お前らはぼくが、この手で殺してやる……! 最後のひとりになって、願いを叶えてもらうのは、このぼくだ!!」

伸二郎は、並々ならぬ決意をにじませて、カマをめちゃくちゃに、ふりまわしてきた。