復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

数日後……。

杏奈は3時間目の国語の授業中に、そわそわしていた。

とあるネットの掲示板に、コンテストの最終選考の結果が、今日の11時に発表される、という書きこみがあったのだ。

国語の男性教師、野村が黒板に字を書くため、背を向ける。

杏奈はそのすきに、さっと携帯電話を机の中に隠した。普段は、授業中に絶対携帯電話を触ったりはしないのだが、今日は別だ。

「~という意味を含むことになります」

野村が淡々と授業を進めていく。それを、ちらちらと確認しながら、携帯電話の画面に視線を落とす。

カチコチ、と教室の壁時計の針が、11時をさした。

ラブチェリーのトップ画面に、【最終選考結果、大発表!】という文字が現れる。

杏奈の指先は、緊張と興奮で震えていた。指先で画面をタッチして見ていく。最終選考に残ったのは、たったの20人。

ない、ない、ない、ない、ない……。

ない……。

自分の作品の題名は、どこにもなかった。

「ダメだったんだ……」

思わず、口に出てしまう。