復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

「そうよ! 生徒用の玄関から出ればいいだけじゃない。だって、みんなあそこから入ってきたんだから」

杏奈の言葉で、みんなの目に少し生気が戻ってきた。
杏奈もだが、恐怖と混乱で簡単なことを忘れていたのだ。

とにかく、ここから生きて出ること。
それが1番だ。

駆け足で、生徒用の玄関にたどりつく。
ずっと走りっぱなしなので、杏奈はわき腹がズキズキと刺されたように痛かった。

生徒用の玄関の出入り口は開いたままで、やっと出られる! とはずむような気持ちで一歩ふみだしかける。

その時、出入り口に、月光に照らされた人影が見えた。

――まさか光子!?

杏奈は、身構えたが、こちらへやって来たのは、伸二郎だった。

「なんだ、大国かよ」

体をこわばらせていた勇吾は、ほっとしていた。

「おい、ガリベンマン、すぐにここから逃げるぞ! 山根が化け物になっちまって大変なんだよ!」

蓮希が、そう言いながら駆け寄る。

なにごとかブツブツつぶやいていた伸二郎が、

「うおおおおおおっ!!」

と、とつじょおたけびをあげて、なにかを振り回した。