「そうよ! 生徒用の玄関から出ればいいだけじゃない。だって、みんなあそこから入ってきたんだから」
杏奈の言葉で、みんなの目に少し生気が戻ってきた。
杏奈もだが、恐怖と混乱で簡単なことを忘れていたのだ。
とにかく、ここから生きて出ること。
それが1番だ。
駆け足で、生徒用の玄関にたどりつく。
ずっと走りっぱなしなので、杏奈はわき腹がズキズキと刺されたように痛かった。
生徒用の玄関の出入り口は開いたままで、やっと出られる! とはずむような気持ちで一歩ふみだしかける。
その時、出入り口に、月光に照らされた人影が見えた。
――まさか光子!?
杏奈は、身構えたが、こちらへやって来たのは、伸二郎だった。
「なんだ、大国かよ」
体をこわばらせていた勇吾は、ほっとしていた。
「おい、ガリベンマン、すぐにここから逃げるぞ! 山根が化け物になっちまって大変なんだよ!」
蓮希が、そう言いながら駆け寄る。
なにごとかブツブツつぶやいていた伸二郎が、
「うおおおおおおっ!!」
と、とつじょおたけびをあげて、なにかを振り回した。
杏奈の言葉で、みんなの目に少し生気が戻ってきた。
杏奈もだが、恐怖と混乱で簡単なことを忘れていたのだ。
とにかく、ここから生きて出ること。
それが1番だ。
駆け足で、生徒用の玄関にたどりつく。
ずっと走りっぱなしなので、杏奈はわき腹がズキズキと刺されたように痛かった。
生徒用の玄関の出入り口は開いたままで、やっと出られる! とはずむような気持ちで一歩ふみだしかける。
その時、出入り口に、月光に照らされた人影が見えた。
――まさか光子!?
杏奈は、身構えたが、こちらへやって来たのは、伸二郎だった。
「なんだ、大国かよ」
体をこわばらせていた勇吾は、ほっとしていた。
「おい、ガリベンマン、すぐにここから逃げるぞ! 山根が化け物になっちまって大変なんだよ!」
蓮希が、そう言いながら駆け寄る。
なにごとかブツブツつぶやいていた伸二郎が、
「うおおおおおおっ!!」
と、とつじょおたけびをあげて、なにかを振り回した。

