復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

そんな……と視線をおとした杏奈は、警備員の死体から離れた場所に、警棒が転がっているのを発見した。

あれで、襲いかかってきた光子に応戦しようとしたのだろう。

杏奈は、警棒を拾いあげた。幸い、血はついていない。

「これでドアのガラスを叩き割ったらどう?」

「これなら、いけるかもしれない!」

受け取った勇吾が、バッドを素振りするように警棒をガラスドアに叩きつけた。

鈍い音がして、警棒は真ん中からボキリと折れてしまった。
しかし、ガラスドアにはヒビひとつ入っていない。

「いってぇ……」

勇吾が衝撃を受けて、小刻みに震えている手のひらを広げながら、うなる。

「きっと、ここにも呪いがかかってるんだよ。もうなにをしても無駄に違いない……」

一花が絶望に満ちた声でつぶやく。

肺が凍りつくような重苦しい沈黙がおとずれた。
光子がやって来るかもしれないという恐怖もあり、杏奈は呼吸をすることだけで必死だ。

どうしよう……どうすればいいの? 他に出口は……。

そこで、閃いた杏奈は状況を打破するため、明るい声で言った。