――首が真後ろを向いていたのだ。
長い髪におおいかくされていたので、まったく気付かなかった。
ギチギチギチチ……。
鳥肌が立つような、不気味な音をさせながら、女子生徒の首がゆっくりとまわる。
こちらを向いた顔――まぎれもなく光子だった。
色の悪い唇で笑みを浮かべている。
さらに、その両目は、血に染まったように真っ赤で、血の気のない顔に異様な存在感を放っていた。
光子は首をかたむけたまま、ゆっくりと口を開いた。
「タベテイイ?」
――食べていい?
今確かにそう言ったが……。
次の瞬間、光子は獣のように四つん這いになると、ジャンプして飛びかかってきた。
「うあああ!」
「きゃあああ!」
教室中に、悲鳴が響き渡る。
光子が飛びかかったのは、尻もちをついた詩織だった。
倒れこんだ詩織に馬乗りになる。
「いやああ! 助けてぇ!!」
救いを求めて絶叫する詩織の口元に、ウジ虫がぼたぼたと落ちる。
ウジ虫が口に入ってしまった詩織は、半狂乱になり、泣き叫んでいた。
長い髪におおいかくされていたので、まったく気付かなかった。
ギチギチギチチ……。
鳥肌が立つような、不気味な音をさせながら、女子生徒の首がゆっくりとまわる。
こちらを向いた顔――まぎれもなく光子だった。
色の悪い唇で笑みを浮かべている。
さらに、その両目は、血に染まったように真っ赤で、血の気のない顔に異様な存在感を放っていた。
光子は首をかたむけたまま、ゆっくりと口を開いた。
「タベテイイ?」
――食べていい?
今確かにそう言ったが……。
次の瞬間、光子は獣のように四つん這いになると、ジャンプして飛びかかってきた。
「うあああ!」
「きゃあああ!」
教室中に、悲鳴が響き渡る。
光子が飛びかかったのは、尻もちをついた詩織だった。
倒れこんだ詩織に馬乗りになる。
「いやああ! 助けてぇ!!」
救いを求めて絶叫する詩織の口元に、ウジ虫がぼたぼたと落ちる。
ウジ虫が口に入ってしまった詩織は、半狂乱になり、泣き叫んでいた。

