入口近くに立っていたのは、制服を着た女子だった。制服には、赤く茶色っぽいシミが点々とついている。
うつむいて顔はわからない。
付けられた電気がチカチカと明るくなったり、暗くなったりしており、さらに不安感を誘ってきた。
「え……あれって誰?」
詩織が震える声で言う。
すると、女子生徒がこちらへ、ゆっくりと向かってきた。
女子生徒が歩くたびに、ギチギチと骨がきしむような音がする。
うっ、と杏奈は鼻を手のひらでおおった。
肉の腐ったような、すさまじい悪臭が漂ってきたからだ。生ごみの臭いを煮詰めたような濃厚な悪臭に吐き気がしてくる。
「わっ、くっせえ!」と蓮希が、顔をしかめて騒ぐ。
勇吾と一花も、顔半分を両手でおおって、悪臭から逃れようとせきこんでいた。
さらに女子生徒の足元に、ボタボタとなにかが落ちていく。
――ウジ虫だった。それも、おびただしい数の。
中にはサナギとなっているものもあり、女子生徒が踏みつけると、グチュッブチュッとつぶれる音がした。
一体誰なの?
杏奈が呆然と見ていると、女子生徒が顔をあげた。
ひいっ、と杏奈はのけぞった。
うつむいて顔はわからない。
付けられた電気がチカチカと明るくなったり、暗くなったりしており、さらに不安感を誘ってきた。
「え……あれって誰?」
詩織が震える声で言う。
すると、女子生徒がこちらへ、ゆっくりと向かってきた。
女子生徒が歩くたびに、ギチギチと骨がきしむような音がする。
うっ、と杏奈は鼻を手のひらでおおった。
肉の腐ったような、すさまじい悪臭が漂ってきたからだ。生ごみの臭いを煮詰めたような濃厚な悪臭に吐き気がしてくる。
「わっ、くっせえ!」と蓮希が、顔をしかめて騒ぐ。
勇吾と一花も、顔半分を両手でおおって、悪臭から逃れようとせきこんでいた。
さらに女子生徒の足元に、ボタボタとなにかが落ちていく。
――ウジ虫だった。それも、おびただしい数の。
中にはサナギとなっているものもあり、女子生徒が踏みつけると、グチュッブチュッとつぶれる音がした。
一体誰なの?
杏奈が呆然と見ていると、女子生徒が顔をあげた。
ひいっ、と杏奈はのけぞった。

