復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

入口近くに立っていたのは、制服を着た女子だった。制服には、赤く茶色っぽいシミが点々とついている。
うつむいて顔はわからない。

付けられた電気がチカチカと明るくなったり、暗くなったりしており、さらに不安感を誘ってきた。

「え……あれって誰?」

詩織が震える声で言う。

すると、女子生徒がこちらへ、ゆっくりと向かってきた。
女子生徒が歩くたびに、ギチギチと骨がきしむような音がする。

うっ、と杏奈は鼻を手のひらでおおった。

肉の腐ったような、すさまじい悪臭が漂ってきたからだ。生ごみの臭いを煮詰めたような濃厚な悪臭に吐き気がしてくる。

「わっ、くっせえ!」と蓮希が、顔をしかめて騒ぐ。
勇吾と一花も、顔半分を両手でおおって、悪臭から逃れようとせきこんでいた。

さらに女子生徒の足元に、ボタボタとなにかが落ちていく。

――ウジ虫だった。それも、おびただしい数の。
中にはサナギとなっているものもあり、女子生徒が踏みつけると、グチュッブチュッとつぶれる音がした。

一体誰なの?
杏奈が呆然と見ていると、女子生徒が顔をあげた。

ひいっ、と杏奈はのけぞった。