「……これもマリア様の力ってやつか?」
勇吾が、小さい声でつぶやく。
杏奈にも理由はわからなかったが、とりあえずなにもせずに校舎に入ることができた。
脱いだ靴を自分たちの下駄箱へ入れておく。
ひっそりと静まり返った校舎は、いつもと違い、じめっとした雰囲気でなんだか気味が悪い。
杏奈は、はきかえた上履きで廊下を歩いた。ヒンヤリとした空気の中を歩き、3階にある自分たちの教室へつく。
すると入口の戸の前になにかが落ちていた。
「あっ」と杏奈は思わず声をあげた。
入口の戸に外付けされた小さい南京錠が、ぐにゃりと曲がって落ちていたのだ。
まるでとんでもない力で、ひきちぎられたようだ。
ガラガラと戸を開け、教室へ入る。
教室は薄暗く、窓からのぞく月光だけが光だった。
電気をつけたかったが、警備員にばれるとまずいので、やめておいた。
杏奈は携帯電話で現在の時刻を確認する。
11時45分……。
みんなは来るだろうか。杏奈は携帯電話の画面を見つめながら思った。
勇吾が、小さい声でつぶやく。
杏奈にも理由はわからなかったが、とりあえずなにもせずに校舎に入ることができた。
脱いだ靴を自分たちの下駄箱へ入れておく。
ひっそりと静まり返った校舎は、いつもと違い、じめっとした雰囲気でなんだか気味が悪い。
杏奈は、はきかえた上履きで廊下を歩いた。ヒンヤリとした空気の中を歩き、3階にある自分たちの教室へつく。
すると入口の戸の前になにかが落ちていた。
「あっ」と杏奈は思わず声をあげた。
入口の戸に外付けされた小さい南京錠が、ぐにゃりと曲がって落ちていたのだ。
まるでとんでもない力で、ひきちぎられたようだ。
ガラガラと戸を開け、教室へ入る。
教室は薄暗く、窓からのぞく月光だけが光だった。
電気をつけたかったが、警備員にばれるとまずいので、やめておいた。
杏奈は携帯電話で現在の時刻を確認する。
11時45分……。
みんなは来るだろうか。杏奈は携帯電話の画面を見つめながら思った。

