復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

「うん」と後ろにまたがると、勇吾がヘルメットをわたしてきた。
それをかぶると、勇吾がエンジンをかける。

「しっかり、つかまってろよ!」

勇吾に言われ、腰に手をまわして、ぎゅうっとつかまった。
バイクの後ろに乗るなんて初めてで、おまけに勇吾の体がたくましくて、なんだかドキドキしてしまう。

しかし、先ほどのメールのことを思い出し、一気に胸のドキドキはしずまった。

一体、どういうつもりでメールを送ってきたんだろうか。
しかし、今は教室へ向かうしかない。

エンジン音を鳴らしながら、ふたりが乗った原付バイクは夢ヶ丘高校へ向かった。

かたく閉ざされた校門前にバイクをとめ、勇吾の手を借りて、校門をよじのぼり、なんとか学校の敷地へ入ることができた。

「でも、きっと校舎はカギがかかっているよね。どうやって入ろうか……」

そんなことを相談しながら歩いていると、「見ろよ!」と勇吾がおどろいたような声をあげた。
指さされた方には、普段使用している生徒用の玄関があった。

まるで、これから生徒を出迎えるように戸が開いているではないか。