【哀れな迷える子羊たちよ。地獄の底から助かりたければ、今日日付が変わる前に、教室へ集まりなさい】
予想していなかった内容に、杏奈はとまどった。
助かりたければ? 私たちを助けてくれるっていうの?
そう思うと、体が先に動いていた。
そこらへんにあったワンピースに着替える。
ずっと握りしめていた十字架を、無意識にワンピースのポケットへと入れていた。
カーテンレールにかけていた制服のポケットからマリア様の紙を取りだした。
これは持っていくべきだろうか……と悩んでいると、窓にコツンとなにかが当たる音がした。
気になってカーテンを開けると、原付にまたがった勇吾が家の前の道路にいた。
どうやら、小石かなにかをぶつけてきたらいし。
携帯電話を頭上にかかげており、勇吾にもメールが届いたのだとわかった。
杏奈はうなずくとマリア様の紙をポケットに入れ、自室を出ると、そおっと階段をおりた。
両親はすでに寝しずまっており、音をたてないよう細心の注意をはらって、玄関のドアから出た。
「勇吾!」と杏奈は門をあけて、駆け寄る。
「やっぱり、杏奈にもメールが届いたんだな? すぐに学校へ行こう。後ろに乗ってくれ」
予想していなかった内容に、杏奈はとまどった。
助かりたければ? 私たちを助けてくれるっていうの?
そう思うと、体が先に動いていた。
そこらへんにあったワンピースに着替える。
ずっと握りしめていた十字架を、無意識にワンピースのポケットへと入れていた。
カーテンレールにかけていた制服のポケットからマリア様の紙を取りだした。
これは持っていくべきだろうか……と悩んでいると、窓にコツンとなにかが当たる音がした。
気になってカーテンを開けると、原付にまたがった勇吾が家の前の道路にいた。
どうやら、小石かなにかをぶつけてきたらいし。
携帯電話を頭上にかかげており、勇吾にもメールが届いたのだとわかった。
杏奈はうなずくとマリア様の紙をポケットに入れ、自室を出ると、そおっと階段をおりた。
両親はすでに寝しずまっており、音をたてないよう細心の注意をはらって、玄関のドアから出た。
「勇吾!」と杏奈は門をあけて、駆け寄る。
「やっぱり、杏奈にもメールが届いたんだな? すぐに学校へ行こう。後ろに乗ってくれ」

