復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

「やめろよ!」

勇吾が怒鳴ったので、蓮希が口をつぐんだ。
そのまま杏奈の横に来たので、詩織が胸ぐらから手を離した。

「お前たち、強要されたわけじゃなくて、自分たちの意思で願いごとを、していたじゃないか。おれもそうだ。
おまけに願いが叶って、大喜びしていた上に、もう1度マリア様に願いを叶えてもらおうとしていただろう。
だから、誰が悪いとかそういうことは2度と言うな」

勇吾の言葉に、詩織たちは、バツが悪そうにうつむく。

すると勇吾が、杏奈の肩にそっと手をのせてきた。

「杏奈、おれも一緒にマリア様を呼び出すから」

勇吾の優しい眼差しに、杏奈は泣くのをこらえて、うなずいた。

ポケットから取り出したマリア様の紙を広げる。昨日、制服が濡れたままのポケットに入れっぱなしにしていたので、少し湿っていた。

机をはさんで、勇吾が向かい合って座る。
少し離れたところから、一花たちが見ていた。

「マリア様、マリア様、どうかおいでください……」

中央の羽に置いた10円玉に人差し指をのせて、そう唱える。