「あの紙を持ってるんでしょっ? マリア様にきいてよ、一体なんの怨みがあって、こんなひどいことをするのかって!」
詩織は、つばを飛ばしながら怒鳴り散らす。
「確かに、マリア様の目的がわかれば、呪いを解くことができるかもしれない……」
なるほど、という風に伸二郎がうなずく。
「あんたひとりで、マリア様を呼び出しなさいよ」
詩織が冷たく、吐き捨てる。
「えっ、どうして、私ひとりで……」
「だって、元はと言えば、山根光子とあんたが幸せを分けるとか言って、みんなに願いごとをさせたんでしょうが! 山根光子がいない今、責任はあんたにすべてあるのよ!」
「そーだ、そーだ!」と蓮希が同意する。
一花と伸二郎は無言だったが、同じ考えだということを、暗く沈んだ瞳が物語っている。
きっと、勇吾もそう思っているに違いない……。
みんなに責められることよりも、杏奈にとってその方が、果てしなく辛かった。
詩織は、つばを飛ばしながら怒鳴り散らす。
「確かに、マリア様の目的がわかれば、呪いを解くことができるかもしれない……」
なるほど、という風に伸二郎がうなずく。
「あんたひとりで、マリア様を呼び出しなさいよ」
詩織が冷たく、吐き捨てる。
「えっ、どうして、私ひとりで……」
「だって、元はと言えば、山根光子とあんたが幸せを分けるとか言って、みんなに願いごとをさせたんでしょうが! 山根光子がいない今、責任はあんたにすべてあるのよ!」
「そーだ、そーだ!」と蓮希が同意する。
一花と伸二郎は無言だったが、同じ考えだということを、暗く沈んだ瞳が物語っている。
きっと、勇吾もそう思っているに違いない……。
みんなに責められることよりも、杏奈にとってその方が、果てしなく辛かった。

