復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

「あの、響太くんは今……?」

詩織は、そう尋ねるだけで、やっとだ。

「今は容態は落ち着いてるわ。響太が、産まれつき心臓が悪いということきいていた?」

詩織は、唖然とした顔をした。そんなこと初耳だ。
あまりのおどろきと衝撃で、言葉が出てこない。

やっぱり、という顔をして、響太の母が目をふせる。

「あの子……響太は、産まれつき心臓が悪くて、小さいころから入退院を繰り返していたの。発作を起こしたら、命にかかわってしまうの。いつ発作が起きるかわからなくて……。
ここ数年はなにごともなかったのに。今日学校で、発作を起こして倒れたと連絡があって……。あの子、うなされながら、ずっと詩織さんの名前を呼んでいたの。
響太は心臓が悪いせいで、運動もできず、引きこもりがちで、友達も少なくて。でも、詩織さんのことを話すときは目が生き生きしていて、私もとてもうれしかったの。
だから、響太の携帯電話から、名前をさがして、連絡したの」

「そう……だったん……ですか」

詩織の声が、涙のせいで、とぎれとぎれになる。
うなされながら、自分の名前を呼んでいてくれたなんて、と胸が熱くなる。

「容態も安定してるし、響太に会ってくれる?」

「もちろんです」

詩織は、涙をうかべて、うなずいた。