復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

「~勇吾! あの、その……助けてくれてありがとう」

勇気をふりしぼり、久々に下の名前で呼んだ。

すると、勇吾が足を止めた。

「杏奈……どこでもいいから、女子のグループに入っておけよ。また目を付けられるぞ……」

杏奈に背を向けたまま、小さな声で言うと、そのまま足早に去って行った。

その背中を見送る杏奈は、うれしくて泣いてしまいそうだった。

勇吾が……勇吾が杏奈って呼んでくれた!
それに女子のグループに入っておけよ、って。ずっとひとりだった私を心配してくれていたんだ。

まるで昔の勇吾みたい……。

杏奈はそっと目を閉じて、勇吾を変えてしまったあの悲しい出来事を思い出していた――。