【†嫉妬† 他者への妬みから、一夜にして、光り輝く宝石となったあなたを、黒い沼から無数の手がひっぱるだろう】


「な、なによ、コレ……」

よくわからないが薄気味の悪いメールだった。
こんなメールが自分の携帯電話にあることがイヤだと感じた杏奈は、すぐにメールを消そうとしたが、画面が固まってしまい、消去できない。

何度しても、そうだったので、杏奈はあきらめた。

だけど……と杏奈は、落ち着いて、もう1度メールを読んでみる。

光り輝く宝石? 無数の手? 一体どういうことだろう。
光子はなんのために、こんなメールを送ってきたのだろうか? とにかくすべてが不気味で謎に包まれていた。

杏奈はこの恐怖感を少しでもまぎらわそうと、ラブチェリーのサイトを開き、マイページをのぞいてみた。

ますます増え行く読者数と感想欄のコメントを見れば、この心も落ち着くだろうと、思ったからだ。

優等生くんの裏の顔!?の感想欄のコメントをひとつずつ読んでいた杏奈は、あるコメントを見て、手を止めた。