放課後。
杏奈たち6人は、他に誰もいなくなった教室に残り、ドアを閉めると、さっそくマリア様を呼び出すことにした。
杏奈は、光子がしていたことの見よう見まねでマリア様の紙を机に広げて、10円玉を中央の羽に置く。
「ねえ、ところで10円玉って誰が指を置くの?」と詩織がきいてくる。
「そりゃ、みんなでやるべきなんじゃない?」
一花の言葉で、机の周りを6人が肩をぶつけあいながら、囲んで、10円玉に人差し指をあてた。みんなの指が乗りきれず、誰かの指に触れている状態となっていた。
「じ、じゃあ、みんなせーので、唱えて」
杏奈が、「せーの」と合図をする。
「マリア様、マリア様……どうかおいでください。マリア様、マリア様……」
杏奈たち6人が、いっせいに唱える。
使い人の光子がいないと、マリア様は降臨しないかもしれない。
杏奈が心配していたとき。10円玉がズズズ……と動いてくれた。
【わたくしはマリア】
「来た、マリアさまだ!」
伸二郎が興奮気味に声をあげる。
杏奈たち6人は、他に誰もいなくなった教室に残り、ドアを閉めると、さっそくマリア様を呼び出すことにした。
杏奈は、光子がしていたことの見よう見まねでマリア様の紙を机に広げて、10円玉を中央の羽に置く。
「ねえ、ところで10円玉って誰が指を置くの?」と詩織がきいてくる。
「そりゃ、みんなでやるべきなんじゃない?」
一花の言葉で、机の周りを6人が肩をぶつけあいながら、囲んで、10円玉に人差し指をあてた。みんなの指が乗りきれず、誰かの指に触れている状態となっていた。
「じ、じゃあ、みんなせーので、唱えて」
杏奈が、「せーの」と合図をする。
「マリア様、マリア様……どうかおいでください。マリア様、マリア様……」
杏奈たち6人が、いっせいに唱える。
使い人の光子がいないと、マリア様は降臨しないかもしれない。
杏奈が心配していたとき。10円玉がズズズ……と動いてくれた。
【わたくしはマリア】
「来た、マリアさまだ!」
伸二郎が興奮気味に声をあげる。

