復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

あとから来た、蓮希たちも、「山根がどうとか言ってたけど、なにもないじゃんか」と口ぐちに言いだした。

「~本当なの! 本当に山根さんは首が曲がっちゃって、血まみれで……」

杏奈はパニックになりながらも、そう繰り返した。

それならば、と思い、光子が指を噛みちぎった女子トイレへと行く。
しかしそこにも、あったはずの血のあとは、キレイさっぱり無くなっていた。

「どうして……」

杏奈は呆然とする。

「図書室で寝ちゃって、夢でも見てたんじゃないの?」

詩織の一言で、そう片づけられてしまった。

「まったく、人騒がせねぇ」と詩織が大袈裟にため息をつく。

「あー走って損した」と蓮希たちは、ぞろぞろと帰ってしまった。

勇吾だけが残ってくれ、立ちつくしている杏奈に、「大丈夫か?」とそっと声をかけてくれた。

杏奈は小さくうなずいたが、あれが夢なのか現実なのかわからなくなり、口元をおさえ、込みあげてくる吐き気と必死に戦っていた。

昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り響く。

5時間目の授業が始まっても、光子の姿はなかった
それどころか、ホームルームの時間になっても、光子は戻ってこなかった。

光子は早退したのだろう、と思っているらしく担任の白石もクラスメイトも、気にとめていなかった。

肩を抱いて、震える杏奈ひとりをのぞいて……。