復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

「お帰り、どうだったの?」

「そ、それどころじゃないの! みんなすぐに来て!」

杏奈はそれだけ言うのが、やっとで、すぐに教室を走り出る。

杏奈のただならぬ様子に、勇吾が真っ先に後をついてきてくれた。

「なんかあったのか?」

訝しがる蓮希を先頭に、あとのみんなも追いかける。

「杏奈、どうしたんだ?」

杏奈の横を走りながら、勇吾がきいてくる。

「山根さんが、山根さんが、とつぜん自分の指をかみちぎって、階段から落ちてしまったの!」

自分で言っていても、吐き気がしてきた。

「なんだって!?」と勇吾が、青ざめた顔をする。

ようやく階段に到着した。
息を切らしながら、階段の踊り場を見た杏奈は目を疑った。

――光子の死体がない。
それどころか、血だまりもキレイに消えてしまっている。

「杏奈、なにもないみたいだけど……」

勇吾の声に、杏奈はなにも反応できない。
なんで、どうして? という言葉が頭の中を高速で駆け巡っていた。