復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

「指が無くなったら、次は、どこを食べようかなあ」

まるでバイキングで食事でもしているように、光子は楽しそうにしている。

「どっこ食べよう、どっこにしよう」

光子は気味の悪い歌を口ずさみながら、階段へと向かう。

階段をおりようとしていたが、血のついた上履きで足が滑り、そのまま大きな音をたてて、転げ落ちてしまった。

「や、山根さん!?」

杏奈は我に返り、慌てて階段へと走る。

階段の踊り場に、首の曲がった光子がいた。

体はうつぶせだが、顔がこちらを向いている。生きているとありえない角度で曲がってしまった首――素人の杏奈にも、もう死んでしまったことがわかった。

噛みちぎった指先が、じんわりと廊下に紅の水彩画を描いていく。

歪なそれを見ながら、杏奈は寒空の下にいるように、体を震わせていた。

暴食――仮そめの花の姿をしていたあなたは、紅に染まり、醜い姿に戻るだろう。

先ほど光子が、取り乱しながら言っていた言葉が脳裏をよぎる。
まるでこれを予言していたかのような内容だ。

――どうしよう、誰か呼ばなくちゃ。

それだけを思い、杏奈は教室へ走る。

脂汗をかきながら、教室へ飛びこむと、詩織たちが顔を輝かせて、集まってきた。