復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

「う~う~太りたくないよぉ。元の姿に戻りたくないよぉ」

「山根さん、ちょっと1回落ち着こうよ」

杏奈はマリア様の紙をポケットに入れると、光子の背中をなでて、落ち着かせようとした。

すると、光子が髪の毛をかきむしっていた手をピタリと止めた。バラバラと指の先から、髪の毛の束が廊下に落ちる。

「あ、そうだ。すっごくいいこと思いついた」

杏奈は、ぎょっとした。
いつのまにか、光子の両目が、血に染まったように赤くなっていたからだ。

「食べても太らないように、自分を食べればいいんだ!」

光子は真っ赤な目を、見開きながら笑う。

なにを言ってるの――杏奈がかたまっていると、光子が、あぐぁ、と大きな口をあけた。

光子は自分の親指を、なんのちゅうちょもなく噛みちぎった。

バキベキボキ……。

くっちゃぐっちゃ……。

骨と肉を食べていく、おぞましい音に、杏奈は耳をふさぐことしかできない。

「アアア、オイシイ。これならいくら食べても太らないから、私って天才だわあ」

光子は、さらに人差し指、中指と食べ進めていく。制服は血まみれだ。