復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

「あっ、じゃあさ、多数決取ろうよ。マリア様にもう1回願いを叶えてもらいたい人~」

詩織の声で、ぞくぞくと手があがる。

詩織に蓮希、一花と伸二郎、さらに杏奈も小さく胸の前で手をあげていた。
勇吾だけが両手をおろしている。

「5対1だね。山根っちにたのむってことでいいわね」

詩織が、にんまりと笑う。

「だけど……」と勇吾が言いかけたとき、光子が登校してきた。

「あっ、山根っち~」

詩織たちが、我先にと駆け寄る。まるで青春ドラマのワンシーンのようだった。

勇吾の視線が気になったが、今すぐ書籍化したい! という欲望に負けた杏奈も、光子の元へ走った。

「おはよう。朝からにぎやかだけど、どうしたの?」

苦笑している光子の手を引いて、ひと気のない非常階段のところまで連れて行った。
多数決で負けた勇吾も仕方なさそうな顔をして、ついてきていた。

「――というわけで、もう1回、マリア様に願いを叶えてほしいの。そのために、使い人の山根さんから、マリア様に頼んでもらいたいってことになって」

なぜか、杏奈が代表となり、光子に話をした。
「一生のお願い!」と詩織と蓮希が手を合わせる。