7日後――。
朝からバケツをひっくりかえしたような大雨だ。
傘をさしていたが、制服が少し濡れてしまった杏奈が教室に入る。
すでに登校していた蓮希としおり、さらに伸二郎という珍しい組み合わせの3人が、なにやら話している。
「あっ、来たわよ」と詩織が杏奈を見てくる。
「石森、ちょっといいか」
蓮希に手招きされたので、「なに?」と近づいた。
「あのさぁ、石森さんって山根っちと仲良かったよねぇ?」
詩織は願いを叶えてもらってからというもの、光子のことをそう呼んでいる。
散々陰口を言って、嘲笑っていたのに、手のひらを返しすぎだ。
「まあ、みんなよりは仲がいいほうだと思うけど」
「じゃあさ、おれらと一緒に頼んでくれないか? おれらもう1度マリア様に願いを叶えてもらいたいんだよ!」
蓮希の言葉に、杏奈は耳を疑った。
「えっ? 1回叶えてもらったじゃないの」
だって~、と光子が軟体動物のように体をくねらせる。
朝からバケツをひっくりかえしたような大雨だ。
傘をさしていたが、制服が少し濡れてしまった杏奈が教室に入る。
すでに登校していた蓮希としおり、さらに伸二郎という珍しい組み合わせの3人が、なにやら話している。
「あっ、来たわよ」と詩織が杏奈を見てくる。
「石森、ちょっといいか」
蓮希に手招きされたので、「なに?」と近づいた。
「あのさぁ、石森さんって山根っちと仲良かったよねぇ?」
詩織は願いを叶えてもらってからというもの、光子のことをそう呼んでいる。
散々陰口を言って、嘲笑っていたのに、手のひらを返しすぎだ。
「まあ、みんなよりは仲がいいほうだと思うけど」
「じゃあさ、おれらと一緒に頼んでくれないか? おれらもう1度マリア様に願いを叶えてもらいたいんだよ!」
蓮希の言葉に、杏奈は耳を疑った。
「えっ? 1回叶えてもらったじゃないの」
だって~、と光子が軟体動物のように体をくねらせる。

