復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

一花と仲良くなりたくて、話しかける女子はたくさんいた。

「一花ちゃん、一花ちゃん」と美しい花に群がる虫のように、最初は女子たちが周りにいた。
そんな時、一花はクスリともせず、ろくに会話をしてくれない。その姿は同性でもほれぼれするほど、かっこよかったが、友達にはなれそうになく、みんなあきらめていた。

最初、詩織も自分のグループに一花を引き入れようと一生懸命だったが、一花にはまったくその気がなかったため、失敗に終わっていた。

一花はスタイルもよく、勇吾と並んで歩いていると、とても見栄えがする。チビの自分とは大違いだ、と杏奈は悲しい気持ちになる。

――まさか、あのふたりは付き合ってるの?

一花は他校の先輩と付き合っていると耳にしたことがあった。もう別れてしまい、仲が良かった勇吾と付き合っているとしても、不思議ではない。
そう考えると、杏奈の胸が苦しくなってきた。

「おいーっす!」

鼓膜が震えるくらいの大声をあげて、武藤蓮希が教室に入ってきた。

海にでも行ったのか、こんがりと日に焼けており、朝から元気よく走っている。短い髪は、ワックスでガチガチに固められていた。

蓮希は自分の机に通学カバンを放り投げた。ドサリと大きな音をたてて、机の真ん中に通学カバンが落ちる。

「ナイス! おれナイス!!」

蓮希は、なにがそんなに楽しいのか、全力で大騒ぎしている。