復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

ひとりぼっちになった詩織は、することがないらしく、手鏡ばかりのぞきこんでいる。

少し同情する気持ちもあったが、悪口を言われたことを思い出し、あの人手鏡だけが友達なんじゃないのぉ、と言ってやりたかった。

しかし、以前のように取り巻きがいない詩織の姿は、小さく見えて、やっぱりかわいそうだと思ってしまった。

その時、勇吾が教室に入ってきた。

あっ、勇吾だ!

杏奈は自然と笑顔になってしまう。

キリッとした切れ長の二重の目は、小さいころから変わらない。
金髪を黒く染めたせいか、色落ちしており、無造作にセットされた少し長めの髪は、茶色になっている。
それすらも、勇吾の魅力のひとつになっていると、杏奈はそっと見つめていた。

しかし、横にいた女子を見て、杏奈の気持ちは急速に落ちこんだ。

――勇吾の隣には、水谷一花(いちか)がいた。
ストレートのロングヘアーをなびかせ、勇吾と一緒に歩いている。

一花は、同じ年齢とは思えないほど大人びており、小さな顔にぱっちりとした目で、人形のように整った顔立ちをしていた。

一花もまた、どのグループにも入っていなかったが、杏奈や光子とは違い、彼女が自主的にしていることだった。