復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

「ねえ、中沢さん、テンション高すぎだけど大丈夫かな?」

「まあ、武藤くんほど、おバカじゃないから、みんなの前では言ったりしないと思うわよ。それより、一緒にトイレに行かない?」

光子に誘われ、杏奈はトイレへ向かった。
その途中で一花と遭遇した。

「……願い叶ったよ」

一花がボソリと言う。目の下には、黒いクマができていた。

「元彼と浮気相手の女……原付バイクで停まっていたバスにつっこんで、手足を複雑骨折して入院したよ」

一花は、なんだか顔色が悪かった。
確かに天罰を願ったとはいえ、後味が悪かっただろう、と杏奈は思った。

「そう、よかったわね」と光子がほほ笑みかける。

「あ、中沢さんも願いが叶って、イケメンの彼氏ができたみたいよ。教室で騒いでるから、マリア様のことをみんなの前で話さないか、一応見張っておいてちょうだい」

光子の言葉に、一花は小さくうなずき、教室へ向かった。

一花に若干命令口調で、頼みごとをするなんて、光子は見た目だけでなく、中身もだいぶ変わったようだえ。

光子がトイレに入っている間に、杏奈はマリア様に願いごとをした人数を指で数えた。

これで5人か。
全員の願いをすべて叶えて、本当マリア様ってすごいよなぁ。
杏奈はあらためてそう思った。