復讐メッセージを送信しました。 〜ナナツノノロイ2〜

一花が、叫ぶように告白すると、10円玉が【はい】と示した。

10円玉が光り輝き、「ぎゃっ、あっつ!」と詩織が騒ぐ。
しかし、一花は、ぐっと奥歯をかみしめて、一言も発さない。その姿から、並々ならぬ決意を杏奈は感じていた。

【ねがいはききいれました。つぎなるねがいをこくはくしなさい】

今度は、詩織に視線が集まる。
詩織は、一体なにを願うのだろう、と杏奈は気になった。

自分が君臨していたグループを乗っ取った愛子への復讐だろうか、それとも……。

杏奈があれこれ考えていると、詩織が口を開いた。

「……あたし、小説みたいな恋がしたい!」

詩織が、キラキラとした目でそう言い放ったので、杏奈は呆気にとられた。
詩織は、うっとりとした顔で続ける。

「あたし、こんなにかわいいのに、もう1年以上彼氏がいなくて……超イケメンで性格も抜群にいい相手と、運命的に出会って、小説みたいなステキな恋がしたいの~!」

詩織は、純粋な少女のように目を輝かせていた。
いじめが好きなのだと思っていたが、こんな乙女のような一面も持っていたとは。
杏奈は、そのギャップに密かにおどろいていた。