☆柚美side☆
「は・・・?」
「そういうことになったから、お願いね」
今日の撮影が終わり、楽屋で差し出された水を飲んでいると。
由芽さんから衝撃的なことを言われた。
「はあ?」
「だって心配だもの、ユズ1人だと」
「それはわかりますけど・・・。
どうして桜田なんですか?」
「あたしも兄さんも忙しいから。
その点アズミくんなら、同じクラスで同じ委員会。
良いじゃない?」
「でも私の家・・・狭いです」
「大丈夫よ。気にしないで」
気にするんですけど・・・。
「由芽!」
「兄さん!それにアズミくんも」
楽屋にノックもなしで入ってきた怪しい人。
皇太さんと桜田だ。
私は桜田を見る。
すると、思い切りギロッと睨まれた。
・・・何で?


